登龍門(困難)から先に広がる、それぞれの未来(しあわせ)
令和六年辰年、輝かしい未来の幕開けです。辰年には仏教の守護神・龍が舞い降り、力強く、時に変化に柔軟に、私たちの未来を見守ってくださいます。
人生は四苦八苦、うまくいかないこと、辛いこと、悲しいことも多いかもしれません。そんなときは「登竜門」を心の糧としてみてはいかがでしょう。「登竜門」とは、急流を登り切った鯉が「龍」に成ったことから、成功や大願成就のために、困難を乗り越える大事を説いた故事です。言葉のイメージから、受験や試合、コンテストなど、一世一代の特別なことのように感じられるかもしれません。ですが、「苦楽」「良薬は口に苦し」「生みの苦しみ」などと言われますように、苦楽はいつも背中合わせ、楽しいことは苦しいことから生まれるように、私たちの日常は、すべてが幸せへの登竜門。日々の困難も、有り難い人生の糧として向き合うことができてこそ、その先に大きな幸せが訪れることでしょう。
功徳院では別紙ご案内の通り、節分星まつりを執り行います。多くの皆さまが楽しみにしてくださっている豆まきは、狭い境内での混乱が予想され、本年も中止と致しますが、法要の肝心である、本堂の厄除け護摩祈願へのご参列は再開致します。
四苦八苦という登竜門の先に、それぞれの幸せが広がる一年となりますよう、寺内一同心よりご祈念申し上げております。 合掌
功徳院住職 松島龍戒
残暑お見舞い申しあげます。
コロナの五類移行に伴い、今年の盂蘭盆施餓鬼法要は、これまでの大法要の形式から、ご家族ごとに本堂で読経する「個別供養」形式に変更して執り行い、三日間で約一〇〇組のご家族がご参列されました。その中には、今年初盆を迎えるかた、コロナ以前から施餓鬼法要にご参加されていたかた、おひとりでのご参加、あるいはご親族ら一〇名以上でのご参加など、さまざまなお姿がありました。それぞれに亡き人への深い思いをお持ちのことと拝察し、総本山・高野山からお招きした僧正様によるお加持とともに、一家族ずつ、懇ろにご読経をさせていただきました。
かつてはご自宅でのお盆供養が一般的でしたが、昨今、特に東京地方では、それが減少しつつあります。要因は、時代の変化やコロナの影響だけでなく、少子高齢化や住宅事情の変化、施設入居等によるお仏壇じまいの増加など、さまざまな背景があります。各ご家庭それぞれの供養の心をしっかりと受け止めることができるよう、引き続きよりよいお盆法要を厳修できるよう努めて参る所存です。
お盆が終わりますとすぐに秋のお彼岸が巡って参ります。お彼岸は、暑さ寒さや昼夜の時間の頃合いが良いことから、仏教では中道という「心の柔軟性」を学ぶ期間となっています。人生に四苦八苦あれど、中道の心で困難に向き合えば、時代や身心の変化に柔軟に適応でき、心穏やかな毎日を送ることができます。といって、人それぞれに、変わらず守りたい大切なものがおありのことでしょう。変わりゆくもの、守りたいもの、このバランスを上手にとることがまさに中道の精神なのです。
来るお彼岸、供養の思いは不動のままに、亡き人との良き心のふれあいとなれば幸いです。
また、月例行事のご参列も少しずつ再開します。別項にてご確認ください。手狭な境内ではありますが、みなさまのご参加をお待ちしております。 合掌
功徳院住職 松島龍戒
寺務所または本堂前に、特製の経木短冊がございますので、ご記入の上、お飾りください。
経木短冊 志納金300円
※お家からお持ちいただいた短冊、折り紙もご自由に飾りください
本日、無参列形式の盂蘭盆施餓鬼法要(全体法要)を10時より執り行います。
その後、お申し込みいただいたお塔婆を建立させていただきます。
下記の写真をクリックしていただくと、
すがも平和霊苑 功徳院の動画配信ページへ飛びます。
どうぞご覧ください。
功徳院
毎月28日の13時よりお写経会を行います。
ご希望の方はお電話でご予約ください。03-3949-4600
功徳院すがも平和霊苑
8日の飛天塚・翔天塚合同法要と、
28日の月例護摩法要は、参列できます。
よろしければ、ご参加ください。
功徳院すがも平和霊苑
コロナの制限が緩和され、世の中が再び動きはじめています。
コロナは、多くの人の生命を奪い、雇用や経済、コミュニティの希薄化など、深刻な問題を引き起こしました。しかしそのいっぽうで、コロナをきっかけとして、オンラインなどテクノロジーの急速な普及が、教育や地域格差を縮め、柔軟な働きかたを生み出すなど、多くのメリットも生み出したのではないでしょうか。
まもなくお盆の季節です。お盆とは、亡くなった先祖やご家族を慰霊する伝統行事で、当院ではコロナ前までは、多くの皆さまが本堂に集まり、塔婆奉納する形式で大法要を執り行っておりました。コロナが落ち着きを見せてはいるものの、残念ながら今までのように、狭い境内に千人以上がお集まりいただくような形式での開催は難しい状況です。そこで本年は、コロナ後の社会通念や価値観の多様化に、より柔軟に応じるべく、別紙の通り、新しい形式でお盆の法要を開催することとなりました。ご不明の点やご意見などは遠慮なく寺務所にお寄せいただきたいと思います。
超高齢社会、さらには多死社会の到来とも言われる昨今、すがも平和霊苑の利用者も年々増え続けております。当院の限られた境内を効率よく生かし、できるだけご参詣の密集・混雑の緩和をはかりつつ、皆さまにとりましてより有意義なお盆供養を実現すべく尽力致します。何卒ご理解とご協力を賜りたくお願い申し上げます。
合掌
南無大師遍照金剛
南無三界万霊 功徳院住職 松島龍戒
日程 令和5年6月3~4日(1泊2日)
行程 1日目・東京駅に集合して出発~新幹線~新大阪駅到着~貸切バス(途中昼食)~
高野山参詣~宿坊宿泊(本覚院)
2日目・本覚院にて朝勤行~高野山参詣(途中昼食)~貸切バス~
新大阪駅より新幹線~東京駅にて無事解散
費用 おひとり 65,000円(税込) ※12歳未満は50,000円(税込)
費用に含まれるもの 東京駅~高野山往復の交通費、宿泊代、参詣の入場料、
1日目昼食/夕食、2日目朝食/昼食
募集人数 先着40名
締切 令和5年4月8日
予約、ご質問等はお電話で 03-3949-4600
日本三大霊場のひとつ高野山は、平安時代の名僧・弘法大師空海が開いた高野山真言宗の総本山で、平成十七年には世界遺産に登録、宗教宗派を超え、世界中の人々が訪れる真言密教の聖地です。
標高850メートル前後の山々に囲まれ、あたかも天空に浮かぶ広大な境内には、高野山のシンボル・高さ48・5mの根本大塔をはじめとする、無数の仏教建築や寺院が建ち並び、だれが呼んだか「日本のマチュピチュ」の比喩は、まさに言い得て妙です。
人々を引きつける高野山の最大の神秘は入定信仰、すなわち「弘法大師が、ここ高野山で今も生きて、人々の幸せを祈り続けてくださっている」という世界でも希有な信仰なのです。
私たち真言宗僧侶の多くは、この聖地に参籠修行して資格を取得するのですが、その修行の第一歩は、この入定信仰を信じることから始まります。が、寺に生まれ育ったわけでもなく、大学を出てまもなく、寝耳に水の心境で高野山に入山した当時の私には、恥ずかしながら、「今も生きていると言われても・・・」と、心の底から信じることはできませんでした。その気持ちに多少の変化が生じたのは、その数年後、さまざまなご縁を得て、三年間の高野山修行に励んでいたある日のことです。弘法大師の御廟「奥の院」にお参りした時、その前でお百度参りしているおばあさんをみかけました。その背中が丸くなっているのは、雪が積もる寒さのせいか、ご年齢のせいかわかりませんが、なにかお札のようなものを両手で抱き、素足で石畳の上をぴたぴたと、歩く音が聞こえてくるほどに、一心にお参りをされていました。そのお姿に接した時から私は、たしかにここにお大師さまがいらっしゃる。心からそう思えるようになりました。
大切なご家族など、先立たれたかたのお姿は直接見て、触れることはできません。が、日々の生活で出会う何かを通じ、間接的にその存在を信じられる瞬間がきっと、どなたにも訪れることと存じます。
来る春のお彼岸には、そんな亡き人のお姿を求め、お墓参りやお塔婆供養をしてみてはいかがでしょうか。
合掌
功徳院住職 松島龍戒
謹賀新年・敬礼三宝
令和五年の皆さまのご健勝とご多幸を心よりお祈り申し上げます
功徳院 すがも平和霊苑
【1】令和5年新年初護摩
毎年1月3日に開催しております新年初護摩ですが、昨年同様、
1.少人数であることが予想される
2.内陣は入らないようにする
3.短時間のお参りとする
などの状況を鑑み、今年もご参列をいただいての開催と致します。
是非、ご参列ください。
日時:令和5年1月3日(月)13時より
受付:当日9時より随時
参列いただくかた:開始前にお越しください
参列されないかた:当日9時以降適時(お札は郵送します)
場所:功徳院外陣(東京都豊島区巣鴨5-35-37)
祈願:500円より、お札の大きさにより数種
【2】松島龍戒住職手書きの文殊菩薩御朱印
令和五年特別御朱印(金文字・金色の台紙付き額入り)
台紙から外して、御朱印帳に貼るのもおすすめします。
〇数量:限定21枚のみ(電話予約可能)
〇金額:2,000円
【3】厄除招福「宝来」
宝来とは、
お米がとれず、しめ縄が作れなかった高野山に
古来より伝わる、新年の厄除け招福のお飾りです
コロナ、自然災害、雇用不安、事件事故、
対人関係、家族関係などなど、、、
私たちはみな、日々の悩み苦しみ悲しみに
さいなまれ、諸行無常の世を生き抜いてます
令和5年癸卯年の護りご本尊・文殊菩薩さまは、智慧を司る仏さまです。
正式なお名前は「文殊師利菩薩(もんじゅしりぼさつ)」で、
物事の正しい在り方を見極める力と判断力に優れ、
その智慧で人々を悟りへ導くと伝えられています。
新年の開運招福に文殊菩薩さまのご利益をおすすめ致します
①「功徳院 オリジナルデザイン【文殊菩薩の立体仏像宝来】令和五年」
〇数量:限定7枚のみ(電話予約可能)
〇木製A3サイズ、厚さ約10mm
〇木造立体宝来は本邦初(当院調べ)
〇金額:20,000円
②「功徳院 オリジナルデザイン【文殊菩薩の特別宝来】令和五年」
〇数量:限定48枚のみ(電話予約可能)
〇紙製A3サイズ
〇台紙付き
〇金額:2,000円
③既製品宝来
(干支、宝珠、宝船、寿の4種)
〇数量:在庫かぎり、在庫切れの場合は取り寄せになります
〇紙製B4サイズ
〇台紙なし
〇金額:500円
■ご予約は功徳院までお願い致します
電話03-3949-4600(受付時間9:00-16:30)
■郵送ご希望の場合は電話予約のうえ現金書留にて、
本体代金+発送手数料2,000円をお送りください
〒170-0002東京都豊島区巣鴨5-35-37 功徳院宝来係